毛利元就墓(読み)もうりもとなりのはか

日本歴史地名大系 「毛利元就墓」の解説

毛利元就墓
もうりもとなりのはか

洞春寺跡にある。県指定史跡。元就は元亀二年六月一四日死去し、初七日法要を営んだのち、現在火葬場跡として残る所で荼毘に付された。この墓所について「祐長老答国司広邑書」は「御廟所三日市を二丁程谷を上り右に行、平地一反表程有之真中に、高さ三尺、廻りは九尺四方、石垣を重ね上げ、中程にいかきいぶきの二またの大木一本植候て、只今高さ八九間も可有之か、いぶきの根の廻り御葬礼の時つきこめ入し一字一石之経石大分雨たたき出し有之、一字にてもきへ不申、分明に能見へ申候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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