朝日日本歴史人物事典 「毛利新介」の解説
毛利新介
生年:生年不詳
戦国・安土桃山時代の武将。名は良勝。尾張の出身。織田信長に仕え,永禄3(1560)年桶狭間の戦のとき,服部小平太がまず今川義元に切りかかり,逆に膝を切られて倒れたあと,新介が義元の首を取った。以後,信長の馬廻りである黒母衣衆の一員として各地の戦いに従軍し,永禄12年の伊勢大河内城攻めでは廻番衆として活躍した。本能寺の変のときは織田信忠に従って二条御所を守り,信忠の討死に殉じた。
(小和田哲男)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報