毛山村(読み)けやまむら

日本歴史地名大系 「毛山村」の解説

毛山村
けやまむら

[現在地名]宇和島市大宮おおみや町一丁目・同三丁目・丸穂まるほ町一―四丁目・丸穂・野川のがわ宇和津うわつ町一丁目・大超寺奥だいちようじおく妙典寺前みようでんじまえ元結掛もとゆいぎ新田しんでん

宇和島城下町を東から南にかけて取り巻く村。城下町と毛山村との境界は、村のほぼ西は辰野たつの川、北は神田じんでん川であり、東南部には鬼が城おにがじよう連峰がそびえる。明和七年(一七七〇)に丸穂村と改称されたが、天保郷帳には毛山村と記す。

江戸時代を通じて宇和島藩領で、慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)宇和郡の項に「毛山村 茅山有」とある。「御年譜微考」では村内を北方きたがた南方新田松崎まつざき新田(高木又右衛門開新田)内河原うちがわらの五つに分けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android