毛山村
けやまむら
[現在地名]宇和島市大宮町一丁目・同三丁目・丸穂町一―四丁目・丸穂・野川・宇和津町一丁目・大超寺奥・妙典寺前・元結掛・新田町
宇和島城下町を東から南にかけて取り巻く村。城下町と毛山村との境界は、村のほぼ西は辰野川、北は神田川であり、東南部には鬼が城連峰がそびえる。明和七年(一七七〇)に丸穂村と改称されたが、天保郷帳には毛山村と記す。
江戸時代を通じて宇和島藩領で、慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の宇和郡の項に「毛山村 茅山有」とある。「御年譜微考」では村内を北方・南方・新田・松崎新田(高木又右衛門開新田)・内河原の五つに分けている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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