毛氈苔科(読み)もうせんごけか

精選版 日本国語大辞典 「毛氈苔科」の意味・読み・例文・類語

もうせんごけ‐か ‥クヮ【毛氈苔科】

〘名〙 双子葉植物の科名。四属一〇〇余種があり、汎世界的に分布する。多年草の捕虫植物で、通常酸性湿原に生育し、葉がロゼット状につく。花は普通総状花序に咲くか、または単生。両性放射相称、五または四数性。がく裂片は五つ。花弁は五で瓦状排列し花托はない。雄しべは普通五個。子房は二、三または五個の心皮からなり上位。三~多数の胚珠がある。果実蒴果。日本には池沼に浮かんで生育するムジナモ湿地に生えるイシモチソウモウセンゴケなどが自生する。いしもちそう科。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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