毛津村(読み)けづむら

日本歴史地名大系 「毛津村」の解説

毛津村
けづむら

[現在地名]佐田町毛津

小田おだ川上流の分水嶺に近く、標高三〇〇メートル級の山に囲まれた盆地で、集落は本郷ほんごう(本谷)後谷うしろだにで構成される。西は小田村(現多伎町)、北ははた(現湖陵町)に接する。寛永六年(一六二九)の毛津村御検地帳写では田方八町六反余・分米一〇四石余、畑方一町二反余・分米七石余、屋敷数一三(うち役屋敷一〇)とある。正保国絵図に村名がみえる。元禄十年出雲国郷帳では高一三九石余、寛文四年(一六六四)の本田高一三四石余・新田高一斗余。「雲陽大数録」では高一二〇石。宝暦四年(一七五四)の神門郡南方万指出帳(比布智神社文書)によると高一四〇石余、家数一九・人数一二八、牛一八・馬一とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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