毛鉄鉱(読み)もうてっこう

最新 地学事典 「毛鉄鉱」の解説

もうてっこう
毛鉄鉱

fibroferrite

化学組成Fe(SO4)(OH)・5H2Oの鉱物。三方晶系,空間群,格子定数a2.4152nm, c0.7645,単位格子中18分子含む。微細な繊維状結晶の放射状,ブドウ状,皮殻状集合。白~淡黄色,また緑灰~淡緑~黄緑色など帯びる。絹糸,真珠,ときに亜金属光沢。劈開{0001}に完全。硬度~2.5,比重1.95。薄片では無~淡琥珀色,屈折率ω1.532, ε1.570,一軸性正。水に可溶。黄鉄鉱や鉄の硫化物の酸化によって生成される。緑ばん・コピアポ石・鉄明ばん石などを伴うことが普通。日本では鳥取県倉吉市山根から産出の報告がある。繊維状の外観と鉄を主成分とすることから,ラテン語の「繊維」と「鉄」を組み合わせて命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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