毛馬閘門(読み)けまこうもん

日本歴史地名大系 「毛馬閘門」の解説

毛馬閘門
けまこうもん

淀川の水量調節のために設けられた閘門と洗堰総称。明治一八年(一八八五)の淀川大水害を契機に、同二九年から同四三年にかけて淀川の大改修が行われ、直流する新淀川が掘削された。この改修工事の際、毛馬で新淀川と分岐する旧淀川(大川)に注ぐ水量を調節し、市内を洪水から守り、上流下流の舟運の便のため建設されたのが毛馬閘門と洗堰である。オランダ人技師ヨハネス・デレーケが設計、閘門は明治四〇年竣工。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 大川

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む