毛馬村(読み)けまむら

日本歴史地名大系 「毛馬村」の解説

毛馬村
けまむら

[現在地名]都島区毛馬町一―五丁目・大東(だいとう)町一―二丁目

友淵(ともぶち)村の北、淀川が中津川を分岐して南へ大きく湾曲する地の左岸に位置。川沿いには毛馬堤が続く。対岸北長柄(きたながら)村(現大淀区)へは長さ一九〇間の毛馬渡がある(淀川両岸一覧)。往古は淀川河口付近の中洲で毛志島(けしじま)または毛志馬(けしま)(毛島)と称されたが、のちに毛馬になったという。毛間とも書く(慶長一〇年摂津国絵図)。石山合戦のとき、本願寺(跡地は現東区)側の五一端城の一つに飯満(けま)があり(陰徳太平記)、当村とされるが規模・将名ともに不明。なお天正六年(一五七八)織田信長の付城となり、翌年細川藤孝・忠興父子を配置した(信長公記)という毛馬城を当地とする説があるが、川辺(かわべ)郡食満(けま)(現兵庫県尼崎市)説が有力。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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