毛黴(読み)ケカビ

デジタル大辞泉 「毛黴」の意味・読み・例文・類語

け‐かび【毛×黴】

接合菌類ケカビ科のカビの総称パンもち草食動物ふんなどに生じる。菌糸は白く、毛状でつやがある。 夏》

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精選版 日本国語大辞典 「毛黴」の意味・読み・例文・類語

け‐かび【毛黴】

  1. 〘 名詞 〙 藻菌類のケカビ属の腐生的な黴。菌糸はよく分枝して広がる。菌糸から一本ごとに直立して枝分かれしない柱状の柄を出し先端に球状黒色胞子嚢を生じる。腐敗した食物馬糞などについて急に繁殖し光沢ある灰白色の毛のように見える。ぴんかび。《 季語・夏 》

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