気を呑む(読み)きをのむ

精選版 日本国語大辞典 「気を呑む」の意味・読み・例文・類語

き【気】 を 呑(の)

  1. じっと息をころす。かたずをのむ。
    1. [初出の実例]「御所中の男女気を呑(ノ)み、近習の従者涙を押へて」(出典太平記(14C後)三三)
  2. 気持の上で相手を威圧する。「相手の気を呑んでかかる」。多くは「気を呑まれる」の形で用い、気持の上で相手の勢いに威圧される、思いがけない様子にあっけにとられる、の意にいう。
    1. [初出の実例]「源氏は若干の大勢と聞ゆれば、待軍して敵に気を呑(ノマ)れては叶はじ」(出典:太平記(14C後)一三)
  3. 苦しい状況になる。
    1. [初出の実例]「ソノ トキ チョウルイ タビタビ リヲ ウシナウテ、qiuo(キヲ) nomi(ノミ)、コエヲ ノム トコロニ」(出典:天草本伊曾保(1593)鳥と、獣の事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む