気助け(読み)キダスケ

デジタル大辞泉 「気助け」の意味・読み・例文・類語

き‐だすけ【気助け/気扶け】

人を慰め、励ますこと。また、そうした物事
「このたよりのない女の―をしてやらねばならない」〈三重吉小鳥の巣〉

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精選版 日本国語大辞典 「気助け」の意味・読み・例文・類語

き‐だすけ【気助・気扶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 気持を救うこと。安心させること。元気づけ。また、そのような物事。
    1. [初出の実例]「春を待(まつ)気だすけなれや雪の花〈正甫〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)六)
    2. 「このたよりのない女の気扶けをしてやらねばならないやうな気がする」(出典:小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉上)
  3. 仕事途中で元気をつけさせたり、慰労などのために、酒を与えて飲ませたりすること。また、その酒代。さかて。

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