気取半之丞に与ふる書(読み)キドリハンノジョウニアタウルショ

デジタル大辞泉 「気取半之丞に与ふる書」の意味・読み・例文・類語

きどりはんのじょうにあたうるしょ〔キどりハンのジヨウにあたふるシヨ〕【気取半之丞に与ふる書】

森鴎外が相沢謙吉の名で発表した文学論。正題「舞姫に就きて気取半之丞に与ふる書」。明治23年(1890)4月、「しがらみ草紙」に掲載自身が発表した小説舞姫」に対する、文芸評論石橋忍月が気取半之丞の筆名で書いた批判的評論「舞姫」への反論。以後「舞姫」論争と呼ばれる文学論争が展開された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 論争

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android