気味好い(読み)キビヨイ

デジタル大辞泉 「気味好い」の意味・読み・例文・類語

きび‐よ・い【気好い】

[形][文]きびよ・し[ク]きみよい」に同じ。
御神楽みかぐらだけの事はありしも―・し」〈露伴五重塔

きみ‐よ・い【気味好い】

[形][文]きみよ・し[ク]気持ちがよい。愉快である。「―・いやつ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「気味好い」の意味・読み・例文・類語

きみ‐よ・い【気味好】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]きみよ・し 〘 形容詞ク活用 〙 人の態度物事の成り行きなどが、意にかなっていて気持がよい。きびよい。きみが良い。
    1. [初出の実例]「きみよい頭のすり鉢びん、江戸摺がらしと見へたよな」(出典:浄瑠璃・薩摩歌(1711頃)上)

気味好いの派生語

きみよ‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

気味好いの派生語

きみよ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

きび‐よ・い【気味好】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]きびよ・し 〘 形容詞ク活用 〙きみよい(気味好)
    1. [初出の実例]「バンジヲ ヨロコバシク、qibiyoqu(キビヨク) ヲボユベキ コト」(出典:コンテムツスムンヂ(捨世録)(1596)三)

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