気情(読み)キジョウ

デジタル大辞泉 「気情」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう〔‐ジヤウ〕【気情】

意地を張ること。気力で耐えること。
「たった一飛びと思へども―も足も心ばかり」〈浄・宵庚申

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精選版 日本国語大辞典 「気情」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう‥ジャウ【気情】

  1. 〘 名詞 〙 意地を張ること。気力でがまんすること。意地。気力。
    1. [初出の実例]「中にも一時軒といふ役者はきじゃうつよくて、〈略〉無法放埒の手本を出す」(出典:俳諧・綾巻(1680))

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