日本歴史地名大系 「気比住吉神社」の解説 気比住吉神社けひすみよしじんじや 富山県:新湊市放生津町奈呉町気比住吉神社[現在地名]新湊市放生津町内(うち)川を背にして鎮座する。旧村社。明治一三年(一八八〇)住吉社が炎上し、以後、気比社(気比宮)に仮鎮座したが、昭和三年(一九二八)両社が合祀され、現社名になった。住吉社の祭神は表筒男命・中筒男命・底筒男命で、寛文七年(一六六七)二月晦日に奈呉(なご)浦海中より迎えたという。一方、気比社の祭神は仲哀天皇。気比社が勧請されたのは鎌倉時代初期以前で、奈呉浦一帯が越前敦賀(つるが)(現福井県敦賀市)の気比(けひ)神宮の神領であったことによる(建暦二年九月日「越前気比宮社領所当米等注進状」敦賀郡古文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by