デジタル大辞泉 「気海」の意味・読み・例文・類語 き‐かい【気海】 1 空気が地球を包んでいるようすを海にたとえていう語。大気のある範囲。2 漢方で、へその下方1寸5分(大人で約3センチ)の所。任脈にんみゃくに属し、腎炎・糖尿病などの治療点。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「気海」の意味・読み・例文・類語 き‐かい【気海】 〘 名詞 〙① 地球のまわりを空気がつつむさまを、海にたとえていう語。② 漢方医学で、へその下一寸ぐらいのところ。精気の根源とされる。→気海丹田。[初出の実例]「臍下一寸半を気海と云ひ、元気を収め養ふ所なり」(出典:卍庵仮名法語(18C中か)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の気海の言及 【四海】より …《爾雅(じが)》が中国の九州の外に四極,その外に四荒,さらにその外に四海がひろがり,四海は九夷,八狄,七戎,六蛮など野蛮人の住地であるというのは,海hǎiと晦huìの音声の類似から,海が文明の光のとどかぬ“晦(くら)い”ところと意識されたからである。また中国医学では,人間のからだに髄海,血海,気海,水穀の海の四海を想定し,十二経水がこれら四海に注ぐと考えた。【吉川 忠夫】。… ※「気海」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by