気癪(読み)キジャク

デジタル大辞泉 「気癪」の意味・読み・例文・類語

き‐じゃく【気×癪】

《「きしゃく」とも》心配や驚きのために起こす癪。
一昨年大地震わしは―で床につき」〈浄・氷の朔日

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精選版 日本国語大辞典 「気癪」の意味・読み・例文・類語

き‐じゃく【気癪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きしゃく」とも。「癪」は胸部腹部に急におこる激しい痛みの意 ) 心配や驚きのあまり、急に癪がおこること。心痛のため、急に胸や腹が激しく痛み出すこと。癪気(しゃっき)
    1. [初出の実例]「Qixacu(キシャク)」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「其のうち余病の気癪(キジャク)とやらが起りましたと申す事で」(出典:歌舞伎・金看板侠客本店(1883)四幕)

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