気相(読み)きそう

精選版 日本国語大辞典 「気相」の意味・読み・例文・類語

き‐そう ‥サウ【気相】

〘名〙 物質気体状態にあるときの相。気体を一つの相として取り扱う場合にいう。
技術革新(1958)〈星野芳郎〉三「種々の成分高温もとで、しかも固相・液相・気相をふくんで複雑な反応を行なうために」

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デジタル大辞泉 「気相」の意味・読み・例文・類語

き‐そう〔‐サウ〕【気相】

物質が、気体の状態にある相。→4

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化学辞典 第2版 「気相」の解説

気相
キソウ
gas phase

相の立場からみた気体のこと.平衡状態においては,気体は単一物質でも混合物でもつねに均一な一つの相である.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の気相の言及

【相】より

…明確な境界によって他の部分と物理的に区別できる物質系の均質な部分を相といい,その部分が,気体,液体,固体であるのに対応して,それぞれ気相,液相,固相と呼ばれる。二つ以上の気相が共存することはなく,また純粋な物質ではヘリウムを除いては二つの液相が共存することはない。…

※「気相」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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