水入鬘(読み)みずいりかつら

精選版 日本国語大辞典 「水入鬘」の意味・読み・例文・類語

みずいり‐かつらみづいり‥【水入鬘】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の鬘の一つ。水に濡れた感じを出した鬘で、漆を塗って光沢を出したもの。水入り助六、「鎌倉三代記」の高綱などに用いる。水入り。水入りの鬘。
    1. [初出の実例]「よき所へ以前の牛之助水入鬘にて流れ出で波除杭へ縋り」(出典:歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)二幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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