水入鬘(読み)みずいりかつら

精選版 日本国語大辞典 「水入鬘」の意味・読み・例文・類語

みずいり‐かつら みづいり‥【水入鬘】

〘名〙 歌舞伎の鬘の一つ。水に濡れた感じを出した鬘で、漆を塗って光沢を出したもの。水入り助六、「鎌倉三代記」の高綱などに用いる。水入り。水入りの鬘。
※歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)二幕「よき所へ以前の牛之助水入鬘にて流れ出で波除杭へ縋り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android