水入り(読み)ミズイリ

デジタル大辞泉 「水入り」の意味・読み・例文・類語

みず‐いり〔みづ‐〕【水入り】

水がはいっていること。また、そのもの。
相撲で、取り組んで勝負がつかず長時間たったとき、勝負を一時中断して休ませ、力水ちからみずをつけさせて、前と同じ形に組んで取り直しをさせること。「水入り大一番
歌舞伎演出で、役者本物の水につかること。特に「助六由縁江戸桜すけろくゆかりのえどざくら」で助六が用水おけの中に隠れる場面をいう。
歌舞伎のかつらで、毛髪に漆を塗って光沢を出したもの。水に濡れた状態を表す。
船が水に入っている部分。喫水

すいり【入り】

《「すいいり」の音変化》水にもぐること。潜水。また、潜水を職業とする人。
「―ヲスル」〈和英語林集成

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水入り」の意味・わかりやすい解説

水入り
みずいり

相撲用語。一時引き分けること。双方が長時間四つに組み,決め手がないまま取り疲れたとき,行司が土俵下の5人の審判委員許可を得て一時中止を宣し休養を与える。土俵下で水をつけ小休止ののち,元の体形で取り直しをする。水入りは2度までで,それでも勝負がつかない場合は2番後に取り直しとなる。

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