水学(読み)すいがく

精選版 日本国語大辞典 「水学」の意味・読み・例文・類語

すいがく【水学】

〘名〙
① (水学宗甫という人が、水からくり技術に長じていたというところから) 水を利用して行なう奇術
※俳諧・大坂檀林桜千句(1678)第九「分別のふかい堀をば埋させて〈柴舟〉 底には穐の通ふ水学〈由平〉」
浮世草子・棠大門屋敷(1705)二「水学の術を得、水中に入りて水中より出づるに、衣服をぬらさず」
② 水の現象について研究する学問
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「亜力山徳里亜(アレキサンドリア)に希洛(ヒーロー)と云る算学、及び、気学、水学に明かなる人ありて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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