水損(読み)スイソン

デジタル大辞泉 「水損」の意味・読み・例文・類語

すい‐そん【水損】

水害による田畑などの損失
「八百年がその間、旱損かんそん―もあるまじ」〈虎明狂・

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精選版 日本国語大辞典 「水損」の意味・読み・例文・類語

すい‐そん【水損】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水害による損失。
    1. [初出の実例]「亦仰云、賑給逢水損之例可勘申」(出典:権記‐長保二年(1000)八月一九日)
    2. 「百姓方は旱・水損(スイソン)(いもり)の為に稲を損ひ」(出典:仮名草子浮世物語(1665頃)二)
  3. ( ━する ) 情交過度のため、精液を消耗して衰弱すること。腎虚(じんきょ)
    1. [初出の実例]「取付た所がめったと可愛ひくなって思わず水損(スイソン)し」(出典:談義本・遊婦多数寄(1771)二)

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