水攻(読み)みずぜめ

精選版 日本国語大辞典 「水攻」の意味・読み・例文・類語

みず‐ぜめみづ‥【水攻】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 城を攻める兵法の一つ。山城など水の乏しい城郭に敵がこもっている場合、城への水の補給手段を断って、城中兵馬を涸渇させ降伏させるもの。
    1. [初出の実例]「水攻と云に二つあり」(出典:海国兵談(1791)一一)
  3. 城を攻める兵法の一つ。水はけの悪い低地の城を攻める方法で、城の周囲に堤を築き、付近湖川の水を導入して城を水浸しにするもの。
    1. [初出の実例]「重而高松と申城は名城にて、三方ふけを抱、其上堀ひろく、たけたち不申付而、力責成不申、可致水責と、筑前見及」(出典:浅野家文書(天正一〇年)(1582)一〇月一八日・豊臣秀吉披露状写)

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普及版 字通 「水攻」の読み・字形・画数・意味

【水攻】すいこう

水攻め

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