水沢宿本陣跡(読み)みずさわしゆくほんじんあと

日本歴史地名大系 「水沢宿本陣跡」の解説

水沢宿本陣跡
みずさわしゆくほんじんあと

[現在地名]水沢市 立町

奥州街道筋たつ町の中央北側にあった。本陣は外陣屋(外人宿)・御仮屋ともいい、おもな宿駅に設けられた藩営の宿泊所である。寛永一八年(一六四一)の塩竈村検地帳(県立図書館蔵)に外人宿の名称で二軒が記載されている。一軒は屋敷の広さ三三間×三八間(畑を合せて七反二畝余)宿主は立町検断太郎右衛門、一軒は一五間×三七間(畑を合せて一反八畝余)、宿主は七兵衛。右の太郎右衛門は小岩氏で検断を兼ねて外人宿守をしていたもので、幕府巡見使・仙台藩主・盛岡藩主・八戸藩主・松前藩主のほか、公儀役人・寺院僧侶などの要人の宿泊所となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android