水浦(読み)みずうら

日本歴史地名大系 「水浦」の解説

水浦
みずうら

[現在地名]鹿島町御津みつ

東は大蘆おわし(現島根町)、南は上講武かみこうぶ村・北講武村など、西は佐陀本郷さだほんごう村、北は日本海に面する。多数の小高い山が迫った地形で、日本海の湾入する地に集落が形成される。「出雲国風土記」にみえる島根郡御津浜は当浦に比定される。文永八年(一二七一)一一月の杵築大社三月会相撲舞頭役結番帳の六番に「三津庄 □□(三丁)」とみえ、朝山左衛門尉昌綱跡とある。正保国絵図には水浦とみえる。元禄十年出雲国郷帳では高一二九石余、寛文四年(一六六四)の本田高一二五石余・新田高一石余。「雲陽大数録」には水ノ浦とみえ、高一二〇石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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