水溜(読み)みずたまる

精選版 日本国語大辞典 「水溜」の意味・読み・例文・類語

みず‐たまる みづ‥【水溜】

水がたまる池の意で「池」にかかり、転じて人名の「池田」にもかかる。
古事記(712)中・歌謡「美豆多麻流(ミヅタマル) 依網(よさみ)の池の 堰杙(ゐぐひ)打ちが 刺しける知らに」

みず‐たまり みづ‥【水溜】

〘名〙 雨水などの地上にたまっているもの。にわたずみ。行潦(こうろう)。また、単に水のたまっているところ。
※新撰六帖(1244頃)三「雨過るたぬきのさゐの水たまりありはつまじきよをや頼まん〈藤原知家〉」

みず‐ため みづ‥【水溜】

〘名〙 水を溜めておく所。また、水を溜めておく物。
伊呂波字類抄鎌倉)「瀦 ミツタメ」
※雑俳・銀土器(1716‐36)「水溜を読む女房の物すごき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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