水炊(読み)みずたき

精選版 日本国語大辞典 「水炊」の意味・読み・例文・類語

みず‐たきみづ‥【水炊】

  1. 〘 名詞 〙 味付けなしで仕立てる鍋物。ふつう、骨つき鶏の水たきをいう。
    1. [初出の実例]「博多そだちの美代が寒くなるとよくやってくれる水(ミヅ)たきで暖まりながら」(出典:血(1927)〈岡田三郎〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水炊」の意味・わかりやすい解説

水炊
みずたき

鍋料理の一種。普通は鶏の水炊をさす。鶏のがらでとったスープストックの中で骨付きのぶつ切り手羽肉,もも肉を弱火で煮込む。一度取出し,ストックをこしてから土鍋などに移して卓上で煮,小鉢に取り分け,ポン酢醤油と,浅つき,さらしねぎ,大根もみじおろしなどの薬味で食べる。白菜春菊,長ねぎ,豆腐などのあしらいを加える。

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