日本大百科全書(ニッポニカ) 「水症」の意味・わかりやすい解説 水症すいしょう リンパ液および組織液の循環障害によっておこる病変の一つ。組織液を含むリンパ液が組織内あるいは体腔(たいくう)内に過剰に存在する状態を浮腫(ふしゅ)、水腫、水症などとよんでいる。皮下組織にみられる浮腫を皮下浮腫、体腔内の浮腫を腔水症といい、体腔の場所によって心嚢(しんのう)水症、胸水症、腹水症などの用語がある。[渡辺 裕] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例