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浮腫 ふしゅ

妊娠・子育て用語辞典の解説

ふしゅ【浮腫】

むくみのこと。医学的には、皮膚の下などに体液がたまってしまった状態です。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授) 妊娠・子育て用語辞典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

ふ‐しゅ【浮腫】

皮下組織内に、組織間液が大量にたまった状態。押すとへこむ。むくみ

むくみ【浮腫】

むくむこと。また、むくんだもの。ふしゅ。「全身に浮腫がくる」

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百科事典マイペディアの解説

浮腫【ふしゅ】

水腫

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栄養・生化学辞典の解説

浮腫

 →水腫

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大辞林 第三版の解説

ふしゅ【浮腫】

体の皮下組織や臓器の組織間隙に水分が多量に貯留した状態。皮下組織ではむくみを呈する。水腫。

むくみ【浮腫】

むくむこと。また、むくんだもの。ふしゅ。 「足に-がくる」 「 -がとれる」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

浮腫
ふしゅ
edema

俗にむくみという。体の組織間隙に水分のたまった状態。自覚的には,はれぼったい感じがあり,すねの上などを指で圧迫すると,へこみができ,しばらくは戻らない。病気というより症状で,結局は,体内で水分の平衡を司る代謝機能の障害で起る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

浮腫
ふしゅ

リンパ液循環の障害によっておこる病変の一つ。厳密にリンパ液という場合にはリンパ管内を流れているものだけをいうが、リンパ液は実際には血液や組織液と密接な関係にあり、また性状が類似しているので、組織液を含めてリンパ液と理解するのが便利である。動脈側の毛細血管から血管壁を通して組織内に出ていった液は、組織に栄養を与えるものであるため、栄養リンパ液とよばれている。この組織内のリンパ液は、組織および組織内の各種細胞に栄養を与えるとともに、種々の代謝産物を含むようになり、組織リンパ液といわれる。組織リンパ液はまた、静脈側毛細管やリンパ管に絶えず入るために、流出リンパ液ともよばれる。リンパ液が毛細血管壁を透過して出入する機序(メカニズム)に関しては、動静脈性毛細管内の血漿(けっしょう)と組織リンパ液との間の膠質(こうしつ)浸透圧の差と毛細血管内血圧との関係、およびナトリウムやカリウムなどの電解質代謝などが重視されている。このようなリンパ液循環に障害がおこると、組織内にリンパ液、つまり水分が異常に貯留した状態となる。この病変を浮腫、水腫、水症とよび、リンパ管が破れてリンパ液が管外に流出している病変をリンパ漏という。浮腫、水腫はほぼ同意語であり、皮下組織などの組織内にリンパ液が過剰に存在する状態をさすが、水症はどちらかといえば胸腔(きょうくう)・腹腔などの体腔内におこる浮腫、つまり腔水症を意味することが多い。血栓症や肝硬変のときに認められる浮腫のように、静脈やリンパ管の狭窄(きょうさく)・閉塞(へいそく)によっておこる浮腫をうっ滞性浮腫あるいは機械的浮腫とよぶ。肝硬変症では、腹腔の腔水症すなわち腹水症が主要症状の一つである。心不全による全身の循環障害の結果おこる浮腫がうっ滞性浮腫の代表的なもので、身体の下部つまり足部に始まるのが特徴である。炎症の場合にも局所に浮腫がみられるが、これは炎症の主徴候の一つである腫脹(しゅちょう)に関係している。慢性の栄養不足によってアルブミンの摂取不足となり、血漿の膠質浸透圧が低下しておこる浮腫を飢餓(きが)浮腫とよんでいる。癌(がん)の悪液質の場合にも浮腫は認められ、これは一般に栄養性浮腫とよばれる。腎(じん)疾患の際にみられる浮腫は腎性浮腫といい、血管壁障害による透過性の亢進(こうしん)、電解質代謝の異常、血漿タンパクの変調などが関係し、心疾患の場合と異なり、浮腫が顔面、とくに上眼瞼(がんけん)から始まるという特徴がある。
 そのほか血管運動神経の麻痺(まひ)や刺激によって生ずる特殊な浮腫もある。顔面、四肢、外陰部および口腔、喉頭(こうとう)、声門などの粘膜に、局所的に、かつ一過性発作的におこる浮腫としてクインケQuincke浮腫がある。また月経周期に関連して、アルドステロンの分泌亢進によって生ずる周期性浮腫があるが、これは内分泌の失調に由来する。皮下組織の浮腫がある程度進行すると指圧によって圧痕(あっこん)を生ずるようになり、脛骨(けいこつ)前面や、足背、足の外くるぶしなどで臨床的に検査するのが常である。[渡辺 裕]

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世界大百科事典内の浮腫の言及

【炎症】より

…次いで血管内圧が上昇し,さらに血管壁の物質透過性が亢進し,局所に血液中のタンパク質などがしみ出てくる。このため,局所のはれ,浮腫edemaが生ずる。血管の透過性の亢進には,ヒスタミン,セロトニン,ブラジキニンやプロスタグランジンなどの物質が複雑に関与している。…

【肝不全】より

…非抱合型(間接型)ビリルビンの占める割合も高くなり,脳症を悪化させる一因となる。(2)腹水と浮腫 肝臓は,生体維持に必要な多種類のタンパク質合成を行っている。アルブミンの産生が低下すると,その血液中の濃度も著しく低下し,その結果,血漿の浸透圧が下がるため,血管内の水分は腹腔内や組織間に逸脱しやすくなる。…

【水腫】より

…細胞間組織内または体腔内に異常に大量の組織液が貯留された状態をいう。浮腫や〈むくみ〉という言葉は皮下組織の水腫にのみ限って使用する場合もあるが,水腫とほぼ同様の意味で使われる場合もある。水腫は,血液中の水分が大量に組織内へ移動したとき,血管およびリンパ管内への組織液の灌流が妨げられたとき,組織の水分の吸着力が増加したときにみられる。…

【妊娠】より

…乳房を周縁から乳頭に向かって圧迫すると,初期には水様の透明な,後には灰白色で混濁した粘稠な黄色の小塊を混じた初乳といわれる分泌液が圧出される。(5)全身性変化 (a)皮膚の変化 妊娠による皮膚の変化としては,色素沈着,妊娠線,皮下脂肪の増加,浮腫や静脈の怒張がみられる。 暗褐色から黒褐色の色素の沈着が乳頭,乳輪,外陰部,腹壁正中線,臍窩などに起こる。…

【ネフローゼ】より

…かつては尿細管の病変によってタンパク尿と浮腫を伴う腎臓の疾患を指したが,近年では,糸球体の病変によって生じ,高度のタンパク尿と低タンパク血症を伴う症候群を指し,医学的にはネフローゼ症候群nephrotic syndromeと呼ばれる。1905年,F.vonミュラーが腎臓疾患を炎症性疾患と尿細管の変性疾患に大別し,後者をネフローゼと呼んだ。…

【利尿薬】より

…尿を増量して,体内に余分に蓄積された水分を排出させる薬剤。浮腫(水腫)などに際して用いられる。利尿薬はその作用によって,糸球体濾過を促進させるもの,水利尿を起こすもの,尿細管での再吸収を抑制するもの,の三つに大別される。…

※「浮腫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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