水積土(読み)すいせきど

日本大百科全書(ニッポニカ) 「水積土」の意味・わかりやすい解説

水積土
すいせきど

完新世沖積世)にほかの場所で生成された土壌岩石、土壌の母材などが流水によって運ばれ、離れた別の場所に堆積(たいせき)して生成した土壌をいう。流水の種類により河成水積土、海成水積土、湖成水積土に分けられる。このうちもっとも重要なのは河成水積土で、河川沖積地のほとんどを占め、土性は砂と粘土が半々くらいの壌質から大部分が粘土の粘質で、日本の場合、その多くが水田として利用されている。湖成水積土には泥炭や黒泥土が存在する。河口付近では河川流と海水の両作用で干拓地土壌ができる。

[小山雄生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む