水素爆発(読み)スイソバクハツ

デジタル大辞泉 「水素爆発」の意味・読み・例文・類語

すいそ‐ばくはつ【水素爆発】

水素酸素が急激に反応して爆発的な燃焼を起こすこと。空気中では、水素濃度が4~75パーセントの範囲で爆発を起こす可能性がある。→爆鳴気

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共同通信ニュース用語解説 「水素爆発」の解説

水素爆発

水素が酸素と反応して起きる爆発。大気中の割合が高まると、静電気などの小さな原因でも発生する。東京電力福島第1原発事故では、原子炉内の水位低下で露出した燃料棒表面温度が上昇したため、燃料棒の表面が水蒸気と反応し大量の水素が発生。原子炉格納容器の損傷部から漏れ出て建屋上部にたまり、何らかの原因で引火したとみられる。1号機に加え、3号機、4号機でも水素爆発が起きた。負傷者が出たほか、現場の収束作業に著しい困難をもたらした。

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