デジタル大辞泉 「水素自動車」の意味・読み・例文・類語 すいそ‐じどうしゃ【水素自動車】 水素を燃料として走る自動車。エンジンは従来のガソリンエンジンの改良で済む。課題は水素の貯蔵方式と貯蔵容器にある。水素エンジン車。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水素自動車」の意味・わかりやすい解説 水素自動車すいそじどうしゃhydrogen-fueled car ガソリンなどの代わりに水素を燃料として走る自動車。排気中に炭素酸化物,窒素酸化物,炭化水素などのない無公害自動車として注目される。燃料用水素の車載法として,液体水素を高圧容器詰めする方式には安全性に難点があるので,水素吸蔵合金に吸蔵させる方式が有力視されている。日,独,米などで吸蔵方式の試作車が走行テストされているが高速加速性に問題がある。現状では燃料コストがガソリンの2倍近いので,実用化には水素を低コストで量産する技術の開発が必要である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
知恵蔵 「水素自動車」の解説 水素自動車 現状の自動車に使用されている内燃機関に水素を燃料として噴き込んで燃焼させて走行する自動車。水素で走行する自動車は、大気汚染が少なく、燃料電池が実用化されなくても水素が豊富に供給されれば利用可能である。しかし、内燃機関の効率の問題、窒素酸化物の排出の問題が残っている。 (槌屋治紀 システム技術研究所所長 / 2008年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報