水素圧と温度の条件に依存して,多量の水素を可逆的に吸蔵・放出できる合金.水素を吸収する金属と活性化する金属との組合せからなっている.金属の結晶格子間に原子状の水素が入り込んで,金属水素化物となり,金属の体積の数百倍もの水素を蓄えることができる.水素吸蔵合金の種類は,用いている元素により,Mg系,Ti系,V系,Mn系,希土類系などに分けられ,さまざまな組合せが知られている.希土類系合金は比較的活性化が容易で,吸蔵できる水素濃度が高く,室温において数気圧で水素の吸蔵・放出を行えるなどのすぐれた特性をもっている.水素吸蔵・放出の原理は下記の反応による.

金属水素化合物(固体) + ΔH(熱)
水素吸蔵時には発熱反応を伴い,水素放出時には吸熱反応を伴う.この性質を利用し,ヒートポンプシステムに用いられる.温度・圧力などの条件をかえると水素を取り出すことができるので,水素の貯蔵・輸送容器,燃料電池,ニッケル-水素電池(ハイブリッド型電気自動車(HEV)用電源),水素を燃料とする自動車にも利用される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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