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水素吸蔵合金 すいそきゅうぞうごうきん

大辞林 第三版の解説

すいそきゅうぞうごうきん【水素吸蔵合金】

冷却や加圧すると水素を吸収し、加熱や減圧により水素を放出する合金。水素をガスボンベに高圧貯蔵するのにくらべ、安全性が高く、簡単に貯蔵できる。水素貯蔵合金。

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知恵蔵の解説

水素吸蔵合金

水素をよく吸収できる金属や合金。吸収された水素は、金属水素化物となる。ボンベに詰めたり液体水素として貯蔵するのに比べて安全性が高く、小型軽量化が可能。希土類ニッケル系合金が代表的で、充電式ニッケル水素電池の負電極材として実用化されている。水素を含む混合ガスから水素を分離し精製する水素分離膜の役割もある。実用的な膜として耐久性と特性の優れたパラジウム(Pd)‐銀(Ag)合金が知られている。

(岡田益男 東北大学教授 / 2007年)

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デジタル大辞泉の解説

すいそきゅうぞう‐ごうきん〔スイソキフザウガフキン〕【水素吸蔵合金】

水素貯蔵合金

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水素吸蔵合金
すいそきゅうぞうごうきん
hydrogen storing alloy

水素化物を形成し,熱の出入りに伴って水素を吸収・放出する合金ランタンミッシュメタルなどの希土類系(→希土類元素),チタン系,マグネシウム系などがある。水素吸蔵合金を用いることで,水素のままの場合よりコンパクトで安全性の高い水素貯蔵装置をつくることができる。また電池の電極ヒートポンプにも利用される。日本でも新エネルギー・産業技術総合開発機構が主体となって開発が進められている。水素自動車への利用という可能性も追求されているが,水素吸蔵効率の悪化など困難な点も多い。

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