水臭い(読み)ミズクサイ

デジタル大辞泉 「水臭い」の意味・読み・例文・類語

みず‐くさ・い〔みづ‐〕【水臭い】

[形][文]みづくさ・し[ク]
水分が多くて味が薄い。水っぽい。「―・い酒」
よそよそしい。他人行儀である。「婚約を隠すような―・いまねはよせ」
[類語]水っぽい

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精選版 日本国語大辞典 「水臭い」の意味・読み・例文・類語

みず‐くさ・いみづ‥【水臭】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]みづくさ・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 水分が多くて味が薄い。また、塩気が足りない。水っぽい。
    1. [初出の実例]「日来はちと水くさき酒にてこそ候しに」(出典:米沢本沙石集(1283)六)
  3. 情愛が薄い。他人行儀である。よそよそしい態度である。親切でない。
    1. [初出の実例]「それ程心の穢さを始めより知るならば、いかで因みをなすべきぞ。さりとては水くさし」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)下)
    2. 「あんなみづくさい事言はしゃらふと」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)五)

水臭いの派生語

みずくさ‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

水臭いの派生語

みずくさ‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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