水芦光子(読み)ミズアシ ミツコ

20世紀日本人名事典 「水芦光子」の解説

水芦 光子
ミズアシ ミツコ

昭和期の小説家



生年
大正3(1914)年9月12日

没年
平成15(2003)年10月13日

出生地
石川県金沢市馬場

学歴〔年〕
金沢第二高女〔昭和7年〕卒

主な受賞名〔年〕
泉鏡花金沢市民文学賞〔昭和50年〕「奪われるもの」

経歴
金沢で生まれ育ち、昭和6年家族と共に大阪に移り住む。室生犀星に師事し、21年詩集「雪かとおもふ」を刊行。以後小説に転じて「赤門文学」同人として活躍、33年「許婚者」を刊行。他の著書に「雪の喪章」「その名、水に記す」「あざやかな樹」「みんみん刹那歌」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「水芦光子」の解説

水芦光子 みずあし-みつこ

1914-2003 昭和-平成時代の詩人,小説家。
大正3年9月12日生まれ。はじめ詩を室生犀星にまなぶ。のち小説をかき,「赤門文学」に掲載された「米と花の小さな記録」が芥川賞候補となる。詩集に「雪かとおもふ」,小説に「許婚者」「雪の喪章」「みんみん刹那歌」など。平成15年10月13日死去。89歳。石川県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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