水資源開発施設(読み)みずしげんかいはつしせつ(英語表記)water resources development facilities

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水資源開発施設」の意味・わかりやすい解説

水資源開発施設
みずしげんかいはつしせつ
water resources development facilities

貯水のための施設,取水のための施設,水を移送するための施設の総称。貯水施設の代表的なものはダムであるが,古くからある溜池灌漑のために造られた貯水施設で,満濃池のように現在でも利用されている。最近,湖沼開発河口堰の設置も進められている。取水施設は地表水の場合は堰,樋門樋管など,地下水の場合は井戸である。移送施設は水路であるが,第2次世界大戦後,愛知用水豊川用水香川用水など大規模な人工水路が設けられている。上下水道も移送施設の一種である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android