水連洞(読み)すいれんどう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「水連洞」の意味・わかりやすい解説

水連洞
すいれんどう

鹿児島県沖永良部島(おきのえらぶじま)にある鍾乳洞(しょうにゅうどう)。大島郡知名町(ちなちょう)大津勘(おおつかん)にある。大山(おおやま)(240メートル)の南西麓(ろく)に位置する開口部は標高70メートル付近。主洞、奥洞あわせて延長約800メートル。近くにある昇竜洞は流水量が比較的少なく、石柱石筍(せきじゅん)などが発達しているのに対し、この洞は流水量が多く、リムストーンプール(水たまり)の発達がよい。沖永良部島は表流河川がほとんどみられないが、洞穴内を流れる地下河川は多く、ここでは、それらを暗川(くらごう)とよび、貴重な水源として利用している。本洞付近は奄美(あまみ)群島国立公園の一部をなす。

[塚田公彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「水連洞」の解説

水連洞

鹿児島県、新納(にいろ)酒造株式会社が製造する黒糖焼酎。5年以上熟成させた熟成酒。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android