水酸魚眼石(読み)すいさんぎょがんせき

最新 地学事典 「水酸魚眼石」の解説

すいさんぎょがんせき
水酸魚眼石

hydroxyapophyllite-(K)

化学組成KCa4 Si8O20OH)・8H2O,魚眼石族鉱物でOH端成分。正方晶系,空間群P4/mnc, 格子定数a0.8978nm, c1.583, 単位格子中2分子含む。肉眼では,無色透明~白色,まれに明黄~明緑色。錐面の発達した短柱状結晶で柱面に条線。劈開面{001}完全,{110}不完全。硬度4.5~5,比重2.37。ガラス光沢,ただし{001}面では真珠光沢。条痕白色。HClに溶解。光学的一軸性正,まれに負。屈折率ε1.543, ω1.542,低干渉色。まれに双晶。火山岩・深成岩中の空隙や割れ目ホルンフェルス金属鉱床の脈石中に熱水産物としてぶどう石・方解石・沸石・ダトー石等と共生。模式標本は米国ノースカロライナ州,Ore Knob鉱山産。命名は加熱するとはげ落ちる物性(ギリシア語のapo(から離れて)とphyllon(葉))と化学組成に基づく。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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