日本歴史地名大系 「氷川鍬神社」の解説 氷川鍬神社ひかわくわじんじや 埼玉県:上尾市上尾宿氷川鍬神社[現在地名]上尾市宮本町旧中山道西側にある。旧村社。祭神は稲田姫命・豊鍬入姫命。江戸期は上尾宿の鎮守で、小鍬二挺を神体とすることから鍬太神宮もしくは御鍬(おくわ)太神宮とよばれた。伊勢信仰の鍬神とかかわる社。貞享元年(一六八四)初版の鍬太神略由来(氷川鍬神社文書)によると、寛永八年(一六三一)一二月二五日、上つ駅(桶川宿)のほうから一一、二歳の童らが台車に櫃を載せて引いて上尾宿にきた。童らは鍬の字を紋とする玄色の衣と茜色の布をまとい、歌い踊った。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by