日本歴史地名大系 「浅間社」の解説 浅間社せんげんしや 愛知県:名古屋市中川区下之一色村浅間社[現在地名]中川区下之一色町字南(みなみ)ノ切(きり)にある。木花咲耶姫命を祀る。旧郷社。勧請の時期は明らかではないが、応仁年間(一四六七―六九)小池から神体が出現したとも、下之一色(しものいつしき)城主前田与十郎が海部(あま)郡前田(まえだ)村の社を遷座したとも伝える。天正二年(一五七四)・寛永一六年(一六三九)・寛文七年(一六六七)などの棟札がある。七月二六日の夏祭が一色川祭として知られる。庄内川の下流の渡しを下之一色の渡といい通称蛭間(ひるま)渡と称した(徇行記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by