永伝寺(読み)えいでんじ

日本歴史地名大系 「永伝寺」の解説

永伝寺
えいでんじ

[現在地名]小矢部市八和町

観音寺の北にある。曹洞宗。真光山と号し、本尊釈迦如来。越中に曹洞宗を広めた天叟祖寅の法系に連なる能山文芸が永禄元年(一五五八)矢波やなみ村に開創、もとは高徳こうとく寺と称した(富山県史)。ただし貞享二年寺社由緒書上では開山を存芸とし、寺院明細帳では創建を天正五年(一五七七)とする。前田利秀は天正一四年、前年の大地震で亡くなった両親(秀継夫妻)高徳寺に葬り、大矢部村(小矢部村)の一町五段の地を寄進している(同一四年一〇月一二日「前田利秀寄進状」永伝寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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