大矢部村(読み)おおやべむら

日本歴史地名大系 「大矢部村」の解説

大矢部村
おおやべむら

[現在地名]横須賀市大矢部一―六丁目・大矢部町

平作ひらさく川の支流大谷おおや川の中流付近に位置する。西は衣笠きぬがさ村、北は小矢部こやべ村、東は佐原さわら村、南は岩戸いわと村と接する。村内を浦賀うらが往還が通じる。中世以前は矢部郷と称し、大矢部村・小矢部村を含んだ。正保国絵図に大矢部村の名がみえる。大矢部村由来(県史六)に文禄元年(一五九二)以降の領主名主の変遷、寛永二〇年(一六四三)からの反当り年貢、浦賀奉行走水はしりみず番所の変遷などが記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android