デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「永村茜山」の解説 永村茜山 ながむら-せんざん 1820-1862 幕末の画家。文政3年生まれ。渡辺崋山(かざん)の門にはいり,同門の斎藤香玉とならび称された。天保(てんぽう)9年幕府の代官羽倉簡堂にしたがい伊豆(いず)七島をめぐり,「伊豆七島図巻」を幕府に提出した。のち遠江(とおとうみ)(静岡県)の永村金左衛門の養子となり,金谷宿の組頭(くみがしら)をつとめた。文久2年10月3日死去。43歳。本姓は長谷川。名は寛。幼名は寿三郎。字(あざな)は済猛。別号に寿山。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例