日本歴史地名大系 「永沢寺」の解説
永沢寺
えいたくじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
…68年(正平23∥応安1)総持寺の住持となり,同寺では82年(弘和2∥永徳2),88年(元中5∥嘉慶2)の3度に及び住持をつとめている。1370年(建徳1∥応安3)には細川頼之の帰依を受けて丹波永沢(ようたく)寺の開山となり,また教化活動にはげみ多くの弟子を有し,一派を形成した。了菴慧明(りようあんえみよう),普済善救(ふさいぜんきゆう),石屋真梁(せきおくしんりよう),天真自称(てんしんじしよう),不見明見(ふけんみようけん)などの弟子のうち,相模最乗寺の了菴の一系は関東地方から奥羽地方に教線を扶植し,石屋は守護島津元久の保護を受けて薩摩の福昌寺を開創し,また周防泰雲寺,長門大寧寺,美作(みまさか)西来寺などの諸寺を開創して九州・中国・山陰地方などに教線を拡張し,通幻の一派は全国的に発展した。…
※「永沢寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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