江上古町(読み)えがみふるまち

日本歴史地名大系 「江上古町」の解説

江上古町
えがみふるまち

[現在地名]城島江上えがみ

江上本えがみほん村の東、水田地帯に位置する。東は前牟田まえむた(現大木町)久留米柳川を結ぶ街道(通称肥後街道)が通る。大永年間(一五二一―二八)大友氏の家臣で郡代として筑後に赴任していた豊饒美作入道永源が御井みい府中ふちゆう(現久留米市)から市・恵比須を勧請して市町を復興したという(筑後将士軍談)。慶長六年(一六〇一)田中吉政が市と恵比須を城島へ移した(寛文十年寺社開基)。文禄四年(一五九五)の知行方目録では江上村の内。正保四年(一六四七)の大小道之帳に江上古町とみえ、土甲呂とごろ(現大木町)から一二町、本木室ほんぎむろ(現大川市)まで一里八町五〇間。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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