江上B遺跡(読み)えがみBいせき

日本歴史地名大系 「江上B遺跡」の解説

江上B遺跡
えがみBいせき

[現在地名]上市町江上

江上A遺跡の北東二〇〇メートルに位置する。標高は約一六メートル。昭和五四年(一九七九)の発掘調査で弥生時代後期と中世を中心とする遺跡であることが確認された。弥生時代後期のものとしては一七×一六・四メートルのほぼ円形竪穴住居跡一棟、南から北および西から東に流れる溝多数がある。溝のうち三条は幅三メートル前後の大溝で、それらから小溝が並行あるいは斜行して流れる。竪穴住居には倉庫が付属していたとみられている。大溝からは弥生時代後期から古墳時代初期の土師器が出土する。中世に属するものとしては一三棟の掘立柱建物跡、北宋銭約五六〇枚を入れた珠洲焼の甕を埋めた穴、木枠施設跡などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 方形 底部 遺構

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む