江古田遺跡(読み)えごたいせき

日本歴史地名大系 「江古田遺跡」の解説

江古田遺跡
えごたいせき

[現在地名]中野区江古田三丁目

石器時代・縄文時代および中世から近世にかけての複合遺跡沼袋ぬまぶくろ台地から北側に張出した寺山てらやま台地の基部(A地区・B地区)、東側斜面地(B地区の一部)と西側の江古田川との間の低湿地(C地区)とにまたがって立地する。公務員宿舎建設と道路工事に伴い平成八年(一九九六)に調査が行われた。A地区では縄文時代の土坑一〇・集石一、中世の畝状遺構三五・根切溝跡一、B地区では縄文時代の住居跡三軒、土坑五六・集石一、中世の畝状遺構一一七・溝跡四、C地区では中世から近世初めの溝跡二・土坑六などが検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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