日本歴史地名大系 「江和村」の解説 江和村えわむら 京都府:北桑田郡美山町江和村[現在地名]美山町大字江和知井(ちい)一二ヵ村の一。由良川上流域の右岸に位置する山間集落。東(上流)は田歌(たうた)村、南西(下流)は中(なか)村。古代は「和名抄」に記す弓削(ゆげ)郷に属し、鎌倉時代以降は知井庄の地。慶長七年(一六〇二)幕府領、寛文四年(一六六四)より篠山藩領となるが、山林は享和二年(一八〇二)より禁裏御料となり京都代官の支配を受けた。元禄一三年(一七〇〇)丹波国郷帳によると、高一〇八・二〇二石、旧高旧領取調帳では一六七・八五二石。生業は農業を主とし、林業・麻糸製造なども営んだ。村域内に神社はなく北(きた)の八幡神社の氏子。寺院には曹洞宗清江山万昌(まんしよう)寺がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報