清涼(読み)セイリョウ

デジタル大辞泉 「清涼」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう〔‐リヤウ〕【清涼】

[名・形動]さわやかで涼しいこと。冷たくてすがすがしいこと。また、そのさま。「高原清涼な空気」
[類語]涼しいすずやかさわやか爽涼そうりょう・涼しさ・涼感涼気冷涼秋冷新涼涼む涼味秋涼秋気冷やっこい冷たい冷ややか寒冷凜冽りんれつ清冷清冽冷え冷えひんやりひやり身を切るようきんきん冷や冷や冷や冷温

しょう‐りょう〔シヤウリヤウ〕【清涼】

仏語。清く、さわやかなこと。浄土や悟りなどの絶対の境地をいう語。

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精選版 日本国語大辞典 「清涼」の意味・読み・例文・類語

せい‐りょう‥リャウ【清涼】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 清らかで涼しいこと。すがすがしいこと。冷たくさわやかなこと。また、そのさま。しょうりょう。せいろう。
    1. [初出の実例]「蓮眼は豈に清涼の水に養はれんや 面月は長く十五の天に留めたり〈紀斉名〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. 「地獄の猛火忽に変じて、清涼の風吹て」(出典:今昔物語集(1120頃か)一七)
    3. [その他の文献]〔楚辞‐遠遊〕
  2. [ 2 ]
    1. [ 一 ]せいりょうでん(清涼殿)」の略。
      1. [初出の実例]「去年今夜侍清凉、秋思詩篇独断腸」(出典:菅家後集(903頃)九月十日)
    2. [ 二 ]せいりょうざん(清涼山)」の略。
      1. [初出の実例]「寺写清涼瑞像、陵帰冥漠遺弓」(出典:六如庵詩鈔‐二編(1797)二・嵯峨別業四時雑興三十首)

しょう‐りょうシャウリャウ【清涼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「しょう」は「清」の呉音 ) 清らかで涼しいこと。冷たくさわやかなこと。また、そのさま。せいりょう。〔文明本節用集(室町中)〕

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普及版 字通 「清涼」の読み・字形・画数・意味

【清涼】せいりよう

涼しい。

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