江当軌道(読み)えとうきどう

日本歴史地名大系 「江当軌道」の解説

江当軌道
えとうきどう

昭和初期に当別とうべつ(現当別町)江別を結んでいた軌道。大正一五年(一九二六)一月、当時の当別村市街地寿座において江当軌道株式会社の創立総会が開かれた。発起人であった池田一修ほか四名が取締役に選出され、取締役の互選の結果池田が社長となった。同社の資本金は創立当初の定款によると一五万円で、三千株、設立目的は当別村と江別村の間に軌道を敷設し、一般貨物・旅客の運輸と倉庫業の経営、そして乗合自動車の旅客運輸であった。軌道敷設は同年四月に起工し、昭和二年(一九二七)八月に営業を開始した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android